高齢者のちょっとした変化。あとになって、それは「サイン(前兆)」であったのでは、と思い当たることがあります。今回は、コミュニケーション・人間関係の変化「あるある」についてです。
病院への受診にせよ、老人ホームへの住み替えにせよ、早めの対応が重要。そこで、子供や第三者からみて「おや?」と思う事象を挙げてみました。きっと「あ、あるある!」と思いあたることがあるのでは。

人との交流の変化で気づく「あるある」

① 友人との交流がなくなった
あんなに仲良かった親友とすっかり会わなくなっている、一緒に出掛ける仲間との交流をしなくなった、同窓会に行かなくなった、サークルの会員なのに出席しなくなった、などはありませんか?
アクティブな高齢者は、カレンダーが予定で埋まっていることも多く、予定を埋めることが楽しみな方もいます。それまでやっていたのに、やらなくなった、カレンダーが真っ白になっていたら、何か変化が起きているかもしれません。

② 連絡(電話)の回数が増えた
一方で、肉親である娘や息子に頻繁に電話してくるようになったりしていませんか?とくに用事が無くても、電話を切りたがらない、など。心細くなっている理由があるかもしれません。

親しい人との死別のダメージは想像以上

③ 家族とケンカが多くなる、疑う
子供たちが良かれと思ってやったことを誤解していたり、別の人に全く違うかたちで話している、ということに気づいたことはありませんか? 片方の家族に都合の良いように話すことが、別の家族の悪口になってしまうことが、極端になっていませんか。体調の変化や不安の増大から、自分を大切にしてほしいと思うあまりに、配慮する余裕がなくなっているのかもしれません。

④ 親しい人の死別
高齢者に精神的・肉体的に大きな変化をもたらすきっかけは、兄弟姉妹や配偶者、親しい友人との死別であることがよくあります。お葬式に出席することが増えて、年齢相応の覚悟ができているとはいっても、特別な思いを共有している人との死別のダメージは想像以上。本人も気づかないうちに、老人性うつ、認知症の発症のきっかけになっていることも少なくありません。

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この記事の筆者

シニアホームなび 事務局

LIXILの介護付き有料老人ホーム・住宅型有料老人ホームで運営・相談の経験者(3~12年)で構成。

高齢者施設・住まいを探すきっかけ(動機)、ご家族・ご本人の思い、入居されてからの「暮らしぶり、他のご入居者との関係、働くスタッフたちとの関係、ご家族とホームの関わり、ご家族とご入居者の関係性の変化」など延べ1000人以上と接し、感じ、考えてきた経験をもっています。
多くの高齢者施設・住まいを見学、パンフレットには表れないホームの特長・雰囲気の把握にも努めております。

「すべての高齢者に豊かで快適な暮らしを」を目標にみなさまによりよいご提案を差し上げることを心がけております。