高齢者のちょっとした変化。あとになって、それは「サイン(前兆)」であったのでは、と思い当たることがあります。病院への受診にせよ、老人ホームの検討にせよ、早めの対応が重要。

そこで、家族や第三者からみて「おや?」と思う事象を挙げてみました。きっと「あるある!」と思いあたることがあるのでは。

今回は、久しぶりに実家に行って気づく「家の中のあるある」についてです。

実家の家のなかを見て気づく「あるある」

① キッチンまわりで、焦げたものがある
何十年も炊事をやってきた方にとってキッチンは自分のフィールド。でも、鍋つかみや布巾、鍋の取っ手が焦げていたり、今まではない状況があったら、炊事で不便なこと、怖いと思ったことがないかどうか、聞いてみるのもいいですね。たとえば、病気や体の衰えで、手を伸ばせなくなってきていると、調味料など、今まで置いてあった場所が届きにくくなっているかもしれません。

② 銀行からのお知らせなどの郵便物を開封しないで放置している
若い人でもあるかもしれませんが・・・いままできちんと開封して、処理していたはずなのに、書類がテーブルの上に積まれていることはありませんか?

③ 冷蔵庫の中が乱れている(賞味期限切れ、同じものが複数入っている)
買ったことを忘れてまた買ってきてしまう、何かが不安でたくさん買ってしまう。家族の人数に見合わない量を買ってしまう。そんなとき、「なんでそんなに買ったの!」と怒ってしまいそうですが、ちょっとまって。

④ 猛暑の日にエアコンを使っていない、または冷やしすぎている
冷房が嫌いな方も多いですが、猛暑の日にご本人が「大丈夫」と言いながら、エアコンをつけずに真っ赤な顔をしていることも。高齢者は室温を感じにくかったり、感じられないほど体が弱っていることもあり、熱中症になりやすいそうです。これからの冬場は、逆に低体温症の危険もあります。

元気でも、若い人とは違う

「最近の高齢者は元気な人が多いね」という言葉を耳にするようになりました。たしかに、活動的な方は増えています。ただ、内臓や皮膚や、いろいろなところは、間違いなく年を重ねてきています。

そして、長く生きてきたからこそ、怪我の後遺症や、付き合ってきた病気もあります。高齢者は、元気であっても「若い人とは違います」。変化をしっかり見極めて、これからの暮らし方を考えることが大事なのです。

ほかにも、あるある

今回の4つのあるある、いかがですか?

ぜひ、身近なひとと、話し合ってみたらどうでしょうか。

次回も、生活のさまざまなシーンでの「あるある」を挙げていきます。

この記事の筆者

シニアホームなび 運営事務局

LIXILの介護付き有料老人ホーム・住宅型有料老人ホームで運営・相談の経験者(3~12年)で構成。

高齢者施設・住まいを探すきっかけ(動機)、ご家族・ご本人の思い、入居されてからの「暮らしぶり、他のご入居者との関係、働くスタッフたちとの関係、ご家族とホームの関わり、ご家族とご入居者の関係性の変化」など延べ1000人以上と接し、感じ、考えてきた経験をもっています。
多くの高齢者施設・住まいを見学、パンフレットには表れないホームの特長・雰囲気の把握にも努めております。

「すべての高齢者に豊かで快適な暮らしを」を目標にみなさまによりよいご提案を差し上げることを心がけております。